「アンチCNNとは笑い種だ」では、少々、IT青年社長をこき下ろし過ぎたかもしれない。半官製サイトかと思っていたが、単純に「俺達の聞いていることと違うだろ」と、勢いで作られたモノのようだ。
西側メディアの歪曲報道訴える=「アンチCNN」サイト主催者が表明―中国2008年3月31日、チベット自治区ラサで発生した騒乱に絡み今月20日、「アンチCNN」サイトを開設した北京在住の「饒謹(ラオジン)」という青年が一部西側メディアの「歪曲報道」に対し、訴訟を起こす考えであることを明かした。「北京晨報」が伝えた。<以下略>RecordChina
結局、中国の中の人には、中共政府に都合の良い報道しかされていないということを裏付ける記事とも言える。外からの情報がないのだから、致し方ないということになるのか。
TV局が「中国警官による弾圧」写真を誤掲載!誤り認め謝罪―ドイツ2008年3月23日、ドイツのテレビ局RTLが「中国人警官によるチベット人弾圧」と題した写真をウェブサイトに掲載したが、この写真が誤まりだったと認めた。新華社が24日伝えた。<中略>RTL局はサイト上で誤りを認め、謝罪した。中国メディアがチベット「暴動」について伝える中、ドイツのメディアも報道の事実確認を開始した結果明らかとなった。23日にはドイツのニュースチャンネル「N-TV」も報道内容の調査を開始した。RecordChina
「我々の目的は、中国に対する海外メディアの“色眼鏡”を外すこと」と、青年は主張しているようだが、生まれて此の方色眼鏡を掛けっ放しでは、どっちの色が正しいかは分からなくなると云うもの。ドイツのメディアは謝罪したようだが、だからと言って、弾圧の実態が帳消しになった訳ではないが・・・。寧ろ、ネパール警察がなぜTibetanのデモ行進を執拗に追い回したのか、余計に理由が疑問になる。
中共の圧力があったと想像には難くないのだが、Tibetan弾圧が国外に及ぶとしたら、尚更、問題視されるべきなだ。最早、チベット弾圧を内政問題などと言い逃れも出来ない。
何れにせよ、諸メディアはネパールの実態も徹底的に探る必要が出てきたと云う事で、半端な内部調査で終わらせないで欲しいものだ。
「一つの中国」とか言って、侵略した国の人の思想や精神を抑圧する行為を看過は出来ないし、どんな言い訳をしようと、それは人権侵害と云うものだ。コミュニスト青年には理解のしようが無いのだろうが・・・。それにしても、「訴訟を起こす」というのは、どう云うものだろうか?いろいろと世間を沸かせてくれますね。http://dousurunippon.blog11.fc2.com/blog-entry-225.html(どうする日本)
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