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http://www.asahi.com/international/update/0415/TKY201004150100.html
【北京=峯村健司、四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州=小林哲】中国青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で14日朝に起きたマグニチュード(M)7.1の地震で、地元の救援対策本部は15日未明、死者が617人、行方不明者が313人に上ったことを明らかにした。民政省によると1万5千戸の民家が倒壊し、10万人の被災者が避難した。14日深夜から救援隊員らが続々と現地入りし、救援活動が本格化している。
閉鎖されていた震源地近くの玉樹空港が復旧し、中国国際救援隊の約110人が14日深夜、捜索犬や特殊救援車両とともに空軍機で到着。約700人の軍や武装警察と、5千人の救助隊も現地に入り救出作業にあたっている。
「(がれきの下から)少年が無事に助け出されました」。中国中央テレビは14日深夜から、現場に到着した武装警察隊が撮影した衛星画像を流し始めた。
地震で幹線道路が不通になり、到着が遅れていた中国各地の救援隊も次々に現地入りしている。
2008年の四川大地震と同様に、現地では学校の校舎が倒壊して多数の生徒が犠牲になった可能性がある。地元の赤十字会や玉樹チベット族自治州の当局者によると、14日夜までに州内にある学校の半分の校舎が倒壊し、確認できただけでも56人の生徒が犠牲になった。70%の校舎が倒れたという情報もある。
15日朝で発生から丸1日たち、2千人以上ががれきの下から救出されたが、救援用の掘削機が到着しておらず、救出作業は思うようには進んでいない。玉樹県政府の当局者は朝日新聞の電話取材に「一刻も早く助け出したいが、手作業でがれきを除去しており追いつかない。時間との闘いだ」と訴えた。
救出された住民も寒さに震えながら一夜を明かした。現場は標高約4400メートルの高原で、夜になると気温が零下1、2度まで冷え込む。余震も地震発生から500回を超えた。支援物資も十分に届いておらず、新華社通信によると、救援隊が設営できたテントは40余り。ほとんどの住民が広場や空き地の地面に横たわり、テントや食料の到着を待っている。 |
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