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[社会] 【10.1.27 产经新闻】より良い都市、より良い生活 上海 座談会・「万博」を語る(全)

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发表于 2010-1-27 12:19 | 显示全部楼层 |阅读模式
本帖最后由 連長 于 2010-1-27 12:31 编辑


より良い都市、より良い生活 上海 座談会・「万博」を語る(1)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100127/chn1001270812000-n1.htm


談笑する出席者ら。左から画家の絹谷幸二・上海国際博覧会有識者懇談会委員、前経産相の二階俊博・衆院議員、崔天凱・駐日大使、谷野作太郎・元中国大使、伊藤正産経新聞中国総局長=1月13日、東京・元麻布の中国大使館(古厩正樹撮影)


急速な経済成長が続く中国最大の国際都市・上海で、5月から半年にわたって国際博覧会が開催される。北京五輪に続くビッグイベントを控え、万博開催に尽力する崔天凱・駐日中国大使、二階俊博・元経済産業相、谷野作太郎・元駐中国大使、洋画家の絹谷幸二氏に万博の目指すものや意義などを聞いた。(聞き手は伊藤正・産経新聞中国総局長)
                   ◇
 ≪出席者≫
 駐日中国大使 崔天凱氏
 元駐中国大使 谷野作太郎氏
 洋画家    絹谷幸二氏 
 元経済産業相 二階俊博氏
 コーディネーター 伊藤正・産経新聞中国総局長
                   ◇   発展の終着ではなく起点  崔氏
 

 【伊藤】北京五輪に続き中国の経済発展の勢いを象徴する上海万博が開催されます。この大規模イベントを開く意義は

 【崔】「上海万博まであと3カ月余りとなりました。『より良い都市、より良い生活(ベター・シティー、ベター・ライフ)』という万博のテーマは、国際社会の流れに合致するものだと思います。工業化、都市化が進む中で、地球環境と経済発展のバランスがとれた持続可能な発展をどう実現していくか。その行方に対して世界は高い関心を持っています。こうした状況を踏まえて設定したのが今回のテーマだと思います」

 【伊藤】中国が改革・開放政策を取り始めて30年あまりがたちますが

 【崔】「はい。1978(昭和53)年にご指摘の路線を取り始めましたが、そうした中で、『都市と都市』『地域と地域』が共同で、どのような経路を経て持続可能な発展を実現していくかを模索し始めています。住民レベルでも、環境と調和を図りながら快適な生活をどのように送るかという意識を高める課題に直面しています。これらは、世界の多くの都市が直面してきた課題でもあります。万博は、今までの経済発展のパターン、人々の生活様式や生産方式について再考する契機だと考えています」

【伊藤】万博を契機にどのような都市を目指す考えですか

 【崔】「すでに、万博を準備する過程で、上海の発展モデルを考えてきました。万博の開催中には、さまざまな措置を施します。例えば、開催期間中に排出される二酸化炭素(CO2)を抑制する低炭素化の努力を行います。加えて、万博の終了後、万博で得られた成果を上海の都市像にあう形で発展させたいという思いもあります」

 【伊藤】上海は歴史を持つ国際都市ですが

 【崔】「はい。万博の準備過程で、新しい都市の開発と古い都市部の改造を同時並行で進めてきました。例えば、万博の予定地を確保するために、今まで稼働していた大きな工場をいくつか移転しました。もちろん、昔の工場の中でも、歴史的・伝統的な意義があるものは残して、万博の建物として生かそうという認識があります。かつて、日本にあるトヨタ自動車運営の産業技術記念館を見学したことがあるのですが、旧豊田紡織本社工場の建物を生かして作られたとうかがいました」   「オールアジア」の躍進を 二階氏


 【伊藤】日本は、大阪万博を弾みに消費行動の国際化が一気に進みました。中国で予想される変化は

 【二階】「1970(昭和45)年の大阪万博で初めて、日本の国民が海外旅行に出向くことに対し、爆発的な効果があったわけです。それは言い換えれば、世界に目を開く大きなチャンスだったとも思います。あのころは、日本の産業の発展に対しても大きな引き金になりました。名古屋市で行われた愛・地球博(2005年)を経て開かれる上海万博の入場者数は7000万人と見込まれ、これは国際博覧会史上最大です。この大規模な万博を原動力に、アジアの中心都市の一つである上海が大きく発展する可能性があります。まさに、『オールアジア』が大きく躍進するきっかけになるのではないかと期待しています」

 【崔】「二階先生が言われたように、1960~70年代の日本は、東京五輪と大阪万博が開催され、それらが日本の発展に大きな影響を及ぼしました。そしてアジアにおいても、大きなイベントとして影響力を発揮しました。2008年の北京五輪に続いて上海万博が開催されるというプロセスは、日本のときとよく似ています。日本も中国も高度成長期の真っただ中で、一定の実力を積み重ねた上で国際イベントを開く能力を持つようになりました」

 【伊藤】世界中に中国の発展を伝えることができる



 【崔】「そうですね。万博を通じ、世界に中国の発展の成果をアピールすることもできます。同時に中国の国民は、より広い視野で自分の発展を見て、世界を見ることができます。万博には、各国の経済や社会、そして都市の発展の成果を一堂に集めているので、会場に足を運んだ国民が、それを学ぶこともできるわけです」

 【伊藤】日本は『こころの和・わざの和』をテーマに、最先端の環境配慮技術を注ぎ込んだ日本館を出展します。どうご覧になっておられますか

 【崔】「日本館の建物自体も、展示する際の理念も、紹介される技術の数々も、中国の長期的な発展、そして上海の都市開発に大きな影響を与えるものと思います。私が最初に日本のパビリオンを見たのは、二階先生のオフィスでした。日本は東京五輪や大阪万博を弾みに大きな発展を遂げて、国民の収入も世界の先進国とほぼ差がないほどになりました」

 【伊藤】中国の発展もすさまじいものがあります

 【崔】「おっしゃるとおりですが、中国はまだ先進国の日本の段階にはありません。中国の1人当たり国内総生産(GDP)は2008年に3266ドル(約32万1000円)となりました。(中国の名目GDPは07年にドイツを抜いて米日に次ぐ世界3位となりましたが)1人当たりGDPの水準について世界のランキングでみると、100位以下です。つまり、経済の発展、社会の発展も、都市の発展も、先進国と比べてまだ大きな開きがあります。上海万博は、各国にとって絶好のPRの舞台ですが、中国にとっては勉強のための大きなチャンスです。万博が中国の発展の終着点ではなくて、新しいスタートだと思います」


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より良い都市、より良い生活 上海 座談会・「万博」を語る(2)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100127/chn1001270821001-n1.htm



谷野作太郎・元中国大使(古厩正樹撮影)
「不況」打ち破る起爆剤に 谷野氏


 【伊藤】元駐中国大使の谷野さんは万博が果たす役割をどうみてらっしゃいますか

 【谷野】「7000万人の来場目標、期間は6カ月。何を言わんとするかというと、中国の経済のみならず社会に及ぼす影響は『北京五輪の比ではない』ということです。その上で『ベター・シティー、ベター・ライフ』というテーマについて考えると、自分たちの都市や生活のあり方をもう一度考えるきっかけの一つになると思います。日本も大都市ならではのいろいろな悩みがあるわけで、われわれにとっても生活の様式を見直す良いチャンスです。上海は常住人口約1400万人を誇る大都市で、そこでの生活をとめるわけにいきません」

 【伊藤】巨大都市の生活を維持しつつ、それをはるかに超える観光客を迎えるわけですね

 【谷野】「大変なことです。そうした中で気になるのが、7000万人の来場者による影響です。上海市民の日々の生活と万博をどううまく両立させていけるのかという課題です。市内の交通の問題に加えて、汚水やゴミの処理、さらには治安維持などの問題です。その対応は大変なものと推測されますが、諸外国の先例などを参考に、うまく乗り切ってほしいと思っています」

 【伊藤】世界経済は低迷期を脱したとはいえませんが、万博は世界の景気にとっても良い影響を与えることが期待できます

 【谷野】「確かに、米国の金融危機に端を発する世界同時不況の影響で、まだまだ閉塞感が漂っています。それだけに万博は、これを打ち破るひとつの起爆剤になってほしいと思います。万博誘致のエピソードとして、1984年に旧日本長期信用銀行の視察団が上海を訪問した際、中国の元老である王震(おうしん)さんと面談して、大阪万博の経験を話しながら上海万博の開催を提案し、当時の上海市長が飛びついた経緯があります。そのきっかけを無駄にしないためにも、元気で明るい中国らしいメッセージを世界に発信してもらいたいものです。古くは梅屋庄吉(孫文を支援した人として有名)が、『中国は万博を開くべし』と強く主張したという話も伝わっています」

 【伊藤】国境を超えた文化振興という側面からみても上海万博の意義は大きいと思います

 【絹谷】「上海万博は生活者に希望と夢を与えるものだと思います。つまり都市の人たちの活力がものすごくわき上がると思います。日本もかつてそうでした。ただ、谷野さんがいわれた通り、ゴミ処理などのいろいろな問題が発生します。その解決が非常に問題になると思います。『都市と農村』、あるいは『水と油』。そういった反語関係にある言葉をこれからは双眼で見ていかなければいけない時代が来るでしょう。

愛・地球博には、片方の自然を見つめ直すという位置づけがあり、愛知県の知事が私のところに相談にきました。『大阪万博型ではないだろう。しかし、タカがでてきたのでどうしよう』といった相談でした。それに対して私は『それならタカが出てきたという人の意見を聞いたらどうですか』と助言しました。つまり万博では、都市と自然という相反する関係を“融合”させることが必要になってくるわけです。皆さんのお話の通り、万博を契機に中国は爆発的に大きくなるでしょう。そして夢が大きく膨らめば、それが東南アジアなど他の地域に波及すると思います。問題はその対極にある自然です」   生活者に夢と希望与えて 絹谷氏


 【伊藤】その両立の中で芸術も必要となるのですか

 【絹谷】「自然では、芸術は必要ありません。窓を開けば、自然がいっぱいあるからです。ところが都市化が進むと、その分、いろいろな建物の角が心の中に突き刺さってきます。つまり、芸術がどうしても必要になるわけです。言い換えれば、精神的なものが必要になるわけです。都市生活では、ともすれば心の問題が置き去りになりがちで、さまざまな心の病が出てくる可能性があります。そういうものを今後、フォローしていかないといけません。精神との調和を図っていくことも大事だと思います」

 【伊藤】今から千数百年前、幾多の危険をかえりみず海を越えて日中交流の懸け橋となった鑑真和上の坐像(ざぞう)を日本から持ち込むそうですが

 【二階】「上海万博を成功させるために私は、各界の有力者の方々に、委員に入ってもらい、上海万博のための委員会を開催して、今の政権に受け継いでもらっています。その立場で付け加えたいのが、ご指摘の坐像のお話です。絹谷先生の提案ですが、中国・揚州出身の高僧で唐招提寺を創建した鑑真和上を里帰りさせてもらうという企画です。こちらは里帰りでないかもしれませんが、唐代密教の巨匠に学び日本に正統的な密教を伝えた空海の坐像も中国に持ち込みます。古来の日中の深い絆(きずな)に思いをはせながら、あらためて気持ちを分かち合いたいという思いで、上海博物館に9月から展示する予定です。日本と中国とが歴史的なきわめて古い時代からの交流があることを知れば、両国の国民同士の尊敬の気持ち、また信頼の気持ちが非常に深まるのではないかと思っています。技術交流や経済の発展で期待できる万博ではありますが、絹谷先生のおっしゃった精神文化の意味で、鑑真和上と空海の果たす役割は大きいと思います。日本は五輪と万博をほとんど同時期に開催して、先進国へと大きく脱皮した。

同じように、中国でも北京五輪の成功と7000万人もの観客を迎える上海万博の開催が一挙に経済大国への道を開くものと期待しています。崔大使がいよいよご栄転のようですが、当然のことと祝福申し上げたい。四川大地震の際、国会議員の有志が救援のため羽田から四川省まで日帰りのチャーター機で伺ったとき、大使は早朝の羽田空港にわれわれを見送ってくれ、また夜遅くにも迎えに来てくれました。一行はとても感謝しました。大使は誠心誠意の人ですね」

 【伊藤】最後に大使から日本国民にメッセージを

 【崔】「まず申し上げたいのは、一人でも多くの日本国民に上海万博においでいただきたいということです。歓迎いたします。万博の準備においても、中日の両国の発展の歩みからみても、日本からたくさんの経験を学んだことは事実です。また、持続可能な発展ということについても、日本から学び、参考にすることは、多々あると思います。両国は、持続可能な発展という分野でより緊密な協力パートナーとなるべきです。上海万博をきっかけに、そういう関係も一層緊密化されると思います。さきほど、絹谷先生もおっしゃったように、上海万博の文化的な役割、中身をもっと重視して掘り下げる必要があります。中日両国は同じアジア文化の国ですから、伝統文化の中で人間と自然が調和のとれた形で付き合うといういい理念をもっています。これから両国は、より良く協力することができると思います」(文中敬称略)
                  ◇
【プロフィル】崔天凱
 華東師範大学で英語を習得。1981年から国連本部中国語事務局で通訳に従事後、84年中国外務省に入省し、国際局や報道局などを歴任。2003年同省アジア局局長、06年外務次官補。07年9月から駐日本特命全権大使。上海市出身。57歳。
                  ◇
【プロフィル】二階俊博
 衆議院議員(自由民主党)。中大法卒。和歌山県議会議員や保守新党幹事長などを経て、平成17年の第3次小泉改造内閣、20年の福田改造内閣と麻生内閣で経済産業相を務めた。運輸相や北海道開発庁長官も歴任。和歌山県出身。70歳。
                  ◇
【プロフィル】絹谷幸二
 洋画家。東京芸大美術学部卒。イタリアへの留学を経て、昭和49年、第17回安井賞、62年に第19回日本芸術大賞を受賞。平成13年には第57回日本芸術院賞を受賞し、日本芸術院会員に任命される。現在、東京芸術大学教授も務める。奈良県出身。67歳。
                  ◇
【プロフィル】谷野作太郎
 東大法卒。昭和35年外務省入省。中国課長、首相秘書官、アジア局審議官、アジア局長、内閣外政審議室長などを経て、平成7年駐インド大使。10年駐中国大使。14年6月から財団法人・日中友好会館副会長。東京都出身。73歳。
 楼主| 发表于 2010-1-27 12:24 | 显示全部楼层
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 楼主| 发表于 2010-1-27 12:28 | 显示全部楼层
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