|
恋人より家族!?中国でバレンタインデー関連商品の売れ行き激減
原文链接http://sankei.jp.msn.com/world/c ... 002090948002-n1.htm
【北京=矢板明夫】今年の中国の春節(旧正月)は2月14日で、57年ぶりにバレンタインデー(中国語で「情人節」)と重なった。多くの若者はこの日を恋人とではなく、家族と一緒に過ごすことを選択している。中国紙「河北青年報」などによると、このため、バラなどのバレンタインデー関連商品の売り上げが例年の2割程度に激減し、業界は大きな打撃を受けている。
大手ニュースサイト、中国新聞ネットが今年1月に約2千人の若者を対象に行った調査では、「春節はバレンタインデーよりも重要だ」と考えている者は約74%を占め、ほとんどの若者は今年も伝統に従って、春節は実家に戻って両親や祖父母と一緒に家族だんらんを楽しむことを選択した。恋人と過ごすことを選んだのはわずか4%だった。
その結果、バレンタインデーを毎年最大の書き入れ時と期待する花屋やブランドものショップでは売れ行きが激減、高級レストランでも予約が減少するなど大きな影響が出ているという。
中国では、バレンタインデーにチョコレートではなく、男性が女性にバラの花を贈るのが一般的。ある花屋の経営者は中国メディアに対し「今年は大雪の関係でそもそもバラの仕入れ値が例年より3割ほど高かった。春節の影響もあるとは知っていたが、こんなに全く売れないとは…」と嘆いた。
前回、春節とバレンタインデーが重なったのは1953年。当時はまだ、バレンタインデーの習慣が中国に入っていなかったため、影響は全くなかったという。 |
|