本帖最后由 风满袖 于 2011-3-30 16:30 编辑
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000002-scn-cn 中国はどのように東日本大地震を見ているのか(1) [url=http://rd.yahoo.co.jp/media/news/medianame/articles/*http://news.search.yahoo.co.jp/search?to=2&;rkf=1&ei=EUC-JP&p=%A5%B5%A1%BC%A5%C1%A5%CA]サーチナ[/url] 3月30日(水)8時52分配信
| 拡大写真 | 東日本大地震が発生した当初、中国の人々は震災の成り行きを静かに見守っていた。様々なメディアによって報道される被災地の様子は、中国人の目を釘付けにしていたものの、テレビやインターネットを通して映し出される映像は、どこか遠くの国の出来事のようであった。 |
(1)中国人にとって“他国の出来事”ではなくなった東日本大地震
東日本大地震が発生した当初、中国の人々は震災の成り行きを静かに見守っていた。様々なメディアによって報道される被災地の様子は、中国人の目を釘付けにしていたものの、テレビやインターネットを通して映し出される映像は、どこか遠くの国の出来事のようであった。
ところが、原子力発電所の放射能漏れ事故が報じられると、中国への放射能汚染も否定できないことから、不安が中国消費者の間にも急速に広がった。中国人たちは口々に「自分たちの住む地域は安全か?」「沿岸部は危ないかもしれないが内陸部は安全みたいだ」「日本から輸入した製品は問題ないのか」などの不安を口にし始めた。今、中国の人々は東日本大地震を“自分事”として捉え始めている。
(2)地震への高い関心と、その裏側にあるもの
中国の人々は今回の地震にどの程度関心を持っているのだろうか。
サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が実施したインターネット調査の結果では、「非常に高い関心がある」が44.9%、「ある程度関心がある」が48.6%となった。なお、調査は、2011年3月21日から23日まで、中国全国から3000人の回答を得た。
「非常に高い関心がある」を都市別に見てみると、基本的には沿岸部が高くなり、内陸部になるほど低くなる結果となった。沿岸部での関心度が高い要因としては、日本により近いため放射能拡散の影響を受けやすいこと、日本との経済活動が盛んであること、さらに日本の製品を購入する機会が多いことが挙げられる。このことから、自分との関わりの大きさによって、関心の度合いも異なってくることが分かる。
(3)関心の中心は自国への影響
では、中国の人々はどのような点について関心があるのだろうか。
「地震や津波の被害状況・規模」が最も高く76.3%。次いで高くなったのが「原発事故と放射性物質の拡散」と「中国経済に与える影響」で、これらはいずれも中国に直接関係するものと言える。
中国は日本と近接しているため、大気の流れによって放射性物質が中国大陸に拡散するのではないかと、中国国内では不安視されている。事実、3月28日には黒龍江の大気中で微量の放射性ヨウ素131が検出され、29日には江蘇、上海、浙江、安徽、広東、広西でも微量の同物質が検出された。「健康に対する影響はない」とメディアで報道されているため、混乱などは起きていないが、中国消費者の心の中には拭いきれない不安が芽生えている。
(4)浮き彫りになる複雑な感情
自国への影響に関心を寄せる一方で、「被災者の救援活動」に関心を持つ人は53.8%となった。実際に、中国各地で様々な人たちによって被災地のために義援金が集められ、インターネット上では日本の被災者を応援する言葉が書き込まれている。これまでのギクシャクとした日中関係からは想像しがたいような光景も見られた。
今回の調査では上述のように93.5%が東日本地震に対して関心を持っていた。しかしその「関心」の中身は、実は、現在の日中関係を表すかのように複雑だ。地震発生から数日の間に中国で示された反応、それに伴う動きは、まるで中国の本質を浮き彫りにしているかのようでもあった。これについては、次回以降詳しく述べる。(編集担当:森川慎一郎・サーチナ総合研究所研究員) |